中国の新型肺炎、死者1000人超に 感染者4万2638人

2020/02/11 17:56 

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 中国政府は11日、新型コロナウイルスによる肺炎の死者が湖北省や北京市などで前日から108人増えて1016人に、感染者は2478人増えて4万2638人になったと発表した。1日あたりの感染者の増加数は5日発表の3887人の後、減少傾向にあるが、死者の増加数は初めて100人を超え、依然として深刻な状況にある。

 中国中央テレビによると、10日に湖北省衛生健康委員会のトップである共産党組書記とナンバー2の主任の免職が決まった。理由は明らかになっていない。2人の職務は、湖北省党委員会常務委員の王賀勝氏がいずれも兼務する。王氏は国家衛生健康委員会副主任(次官級)から同省に異動したばかりで、中央からの人材でてこ入れを図った形だ。

 一方、中国政府の専門家グループでトップを務める鍾南山(しょうなんざん)氏らは9日付で発表した論文で、新型肺炎患者1099人の臨床データを分析した結果、潜伏期間の最長が「24日間」だったと報告した。世界保健機関(WHO)による「最長12・5日間」との見解を大きく上回ったが、WHOの専門家は10日の記者会見で「(1人の患者が)重複してウイルスに感染した可能性もある。突出した数値ではなく、分析の全体像を見る必要がある」と述べ、現状の見解を変更する考えはないと表明した。

 また、WHOの専門家チームの先遣隊が10日夜に中国に到着し、現地調査に向けて中国当局と協議する予定だ。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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