米露、関係改善で一致 プーチン氏、ポンペオ米国務長官と会談

2019/05/15 10:25 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 【モスクワ大前仁】ロシアのプーチン大統領は14日、南部ソチでポンペオ米国務長官と会談した。両氏は悪化を続けていた2国間の関係改善に取り組むことで一致。プーチン氏は会談冒頭、「何度も繰り返してきたが、我々は全面的な関係を築き直したいと考えている」と明言した。

 プーチン氏はまた、ロシアの米大統領選への介入とトランプ陣営との癒着疑惑に関する捜査が終わったことにも言及。「我々の政府の間で共謀が図られることはなかった。今では(米露関係を巡る)状況が変わったと信じたい」との考えを示した。モラー特別検察官による捜査についても「客観的な捜査だった」と評価した。

 ポンペオ氏も「両国が一致できない点もあるが、関心が重なる点もある。最も重要なのはトランプ大統領が(2国間関係を)築き上げたいと考えていることだ」と強調。ロシアとの間で北朝鮮情勢やアフガニスタン問題に関する協力が進んでいることにも言及した。

 ポンペオ氏によると、プーチン氏との会談は2時間近くに及んだ。シリア情勢や2021年に期限を迎える新戦略兵器削減条約(新START)の延長問題など軍縮問題も協議したという。

 会談成果について、ウシャコフ露大統領補佐官は「飛躍的な進展があったとは感じていないが、米国側の実務的な姿勢がうかがえた」と一定の評価をした。

 一方でウシャコフ氏は、6月末に大阪で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせた米露首脳会談の「可能性」も話し合われたと説明したが、結論には言及しなかった。

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報