同性愛公表のブティジッジ氏が立候補 米大統領選民主党指名争い

2019/04/15 20:40 

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 【ワシントン高本耕太】2020年米大統領選に向けた米民主党の候補者指名争いで、主要候補中で最年少の中西部インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジッジ市長(37)が脚光を浴びている。「古い政治と決別するときだ」と世代交代を強調し、1カ月間で無名に等しい存在から有力候補の一角に躍り出た。ブティジッジ氏は14日、地元の集会で立候補を正式表明。この集会は注目を集め、全米400カ所で「観戦パーティー」も開かれた。

 ブティジッジ氏は衰退した人口10万の小都市のトップに29歳で就任、経済再建に成功した。米ハーバード大や英オックスフォード大で学び、アフガニスタン戦争で従軍経験を持つ。3月のテレビ対話集会での落ち着いた振る舞いが一気に評価を高め、自伝本が書店で品切れになるなど、人気が急上昇している。同性愛を公表していることでも知られる。

 地元サウスベンドでの集会でブティジッジ氏は「時計の針を巻き戻すことはできない。過去の幻想に偉大さを探すことはやめよう」と「米国再建」を掲げるトランプ政権を批判し、気候変動対策や医療保険制度拡充を主要政策に据える考えを示した。

 ワシントン近郊、南部バージニア州ビエナの住宅で開かれた支持者のパーティーには約30人が集まり、飲み物を口にしながらブティジッジ氏の出馬演説に耳を傾けた。陣営は集会を前に「観戦」に自宅を提供する「ホスト」をウェブサイトで募集。訪れる人の連絡先を把握することや演説中にソーシャルメディアに投稿するよう求めることなど、細かいガイドラインを用意した。今回の予備選で多くの陣営が用いる手法で、各地の有権者情報の把握や候補の評判が口コミで広がる効果を狙う。

 「ピート市長の魅力を知ってほしい」と今回のパーティー会場に自宅を提供した教師のバレリー・ジョーペックさん(49)は「草の根の支援をより多く集めた候補が有利になると思う」と話した。

毎日新聞

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