米軍、シリア撤収を開始

2019/01/11 21:33 

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 【鈴木一生、ワシントン会川晴之】米メディアによると、シリアに駐留する米軍が撤収を開始した。米軍主導の有志国連合の報道官が11日明らかにした。撤収を開始した場所や詳細な計画は明らかにされていない。トランプ米大統領は昨年12月、米軍の完全撤収の方針を表明していた。

 シリアには米兵約2000人が駐留。クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)と協力し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を行っている。

 中東歴訪中のポンペオ米国務長官は10日、エジプトのカイロで記者会見し、シリアからの米軍撤収について、方針通り実施する考えを強調した。

 シリア撤収を巡っては、反対したマティス前国防長官が辞任。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、シリアでのIS掃討戦に協力したクルド人部隊をトルコが攻撃しないことを条件に挙げるなど、政権内で不一致が目立っている。だが、ポンペオ氏は「(政権内に)矛盾はない。メディアが作りあげた話だ」と否定した。

 ポンペオ氏はカイロ・アメリカン大学で講演し、ISや国際テロ組織「アルカイダ」などを打倒するため、今後も有志国連合とともに戦う姿勢を強調した。イスラム過激派打倒について「平和を望む諸国の肩にかかっている」と訴え、アラブ諸国などパートナー国に対し一層の努力を促した。

毎日新聞

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