『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』公開記念舞台あいさつが20日、大阪市内で行われ、花江夏樹（竈門炭治郎役）、櫻井孝宏（冨岡義勇役）、石田彰（上弦の参・猗窩座役）が登壇した。

【写真】『鬼滅の刃』初の大阪舞台あいさつ　700席超が満員

　今作は、炭治郎や義勇が猗窩座と激闘を繰り広げる。花江は「無限列車編から炭治郎の気持ちがずっと続いていて、煉獄さんに対する想い、家族に対する想いを背負って無限城に入っているので、猗窩座は倒すべき」と語った。

　その上で、石田とのかけあいのアフレコによって「想いを引き出していただいた」と感謝。さらに「猗窩座の煉獄さんに対するひどい発言を、実際に現場で生で受けて、炭治郎の感情がわきでてくる感じだった。感覚的にその場で出てきた感情」と明かした。

　また、そうしたセリフやキャラクターを生み出した吾峠呼世晴氏の原作にも言及し「フリが効いてて、無限列車編からの言葉が、全部、猗窩座自身に返ってきている」とアピールした。

　『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた人気漫画が原作で、大正時代の人喰い鬼の棲む世界を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため＜鬼殺隊＞へ入隊し、家族を殺した鬼を討つ姿を描いた物語。コミックスの全世界累計発行部数は2億2000万部を突破している。

　2019年4月から9月にかけてテレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、大きな話題となり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月に公開。全世界での興行収入は約517億円を突破するなど社会現象となった。

　その後、ゲーム化や舞台化もされ、2021年12月にテレビアニメ「遊郭編」、2023年4月に「刀鍛冶の里編」、2024年5月～6月に「柱稽古編」が放送。そして劇場版『鬼滅の刃 無限城編』が3部作で制作され、『劇場版「鬼滅の刃」 無限城編 第一章 猗窩座再来』では、炭治郎たち“鬼殺隊”が鬼の根城＜無限城＞を舞台に、宿敵・鬼舞辻無惨、上弦の鬼との最終決戦が描かれる。

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