木村文乃&田中樹主演『I, KILL』がプチョン国際ファンタスティック映画祭に招待&特別上…

2025/06/10 21:00 

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『連続ドラマW I, KILL』(読み:アイキル) (C)WOWOW

 俳優の木村文乃とSixTONESの田中樹がW主演し、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(毎週日曜 後10:00)が韓国・プチョン(富川)で7月3日から13日まで開催される『第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭』に正式招待され、現地にて第1話・第2話が特別上映されることとなった。このほど、主演の木村と田中、ヤングポール監督、プロデューサー陣より喜びのコメントが届いた。

【動画】木村文乃&田中樹がサバイバルスリラーに挑戦「連続ドラマW I, KILL」ティザー

 天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後、移り行く時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い、喰らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」と呼ばれるそれらが発生すると、幕府はひそかに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽(いんぺい)していた…。

 「群凶」と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血のつながらない娘・トキ(田牧そら)を守るために立ち向かう、元忍びのお凛を木村、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎を田中が演じる。

 同映画祭は、1997年から始まった世界中からエンターテインメント性の高い作品が集まるアジア最大級の映画祭。BIFANの愛称で知られ、アジアを代表するジャンル映画祭としてサスペンスやスリラー、アニメ、ファンタジーなど、個性豊かな作品を約10日間にわたり多数上映。開幕式のレッドカーペットには各国の有名スターが集まる。

 韓国と言えば映画「新感染」シリーズが世界的ブームの火付け役となり、「K-ゾンビ」という言葉までもが浸透している。そんな韓国で、日本・京都発の本格サバイバルスリラーである本作がどのように受け入れられるのか。本映画祭では、スクリーン部門にて「連続ドラマW I,KILL」第1話・第2話が特別上映される。なお、日本のドラマ作品が正式上映されることは珍しく、それだけに本作のクオリティに対する高い期待がうかがえる。

 また、技術的なトライアルとして水面下で作られていたスピンオフ「I, KILL VR」。同じく、本映画祭のXR部門「Beyond Reality」にて、スピンオフ作品「I, KILL VR」の正式招待も決定。本作は、ドラマを踏襲した世界観のもと、ドラマ本編とは別の場所で起きたサブストーリーとして、全員、新たなキャストにより撮影。イマーシブオーディオを活用し、臨場感あふれる物語への没入体験を味わえる多角的展開として制作された。本作は、技術的なトライアル目的として作られたため、今後の展開や一般での公開は未定だが、映画祭での反応はいかに。

 現在WOWOWで放送・配信中の本作も、残すところあと2話。物語は、いよいよクライマックスへと向かう。今週放送・配信の第5話では、隠れキリシタンの村が登場する。士郎の行方を追って、桜(穂志もえか)の故郷である墓里村を訪れたお凛。しかし既に士郎は去った後で、隠れキリシタンの老婆・スエ(濱田マリ)からトキ(田牧そら)が蘇った事実を知る。お凛は病に罹った桜の息子・勘太を看病し、墓里村の人々に信頼されるようになるが……。一方、江戸城に連れ去られた士郎は牢獄から抜け出し、血を分けた家光との邂逅(かいこう)を果たす。そして十兵衛と家光は、徳川家の安寧の背後に隠された、恐るべき真実を知ることになる。

 第5話もワンシーンたりとも見逃せない怒涛の展開となるが、これまでのエピソードでも「柳生十兵衛」「徳川家光」「宇喜多家」など、実在した人物や歴史上の出来事、モチーフが巧妙に散りばめられてきた本作。「隠れキリシタン」も物語後半の大きなエッセンスとなる。本格サバイバルスリラーでありながら、歴史上の「もしも」が詰まった、そんなロマンも感じられるのが本作の大きな魅力である。

 また、田中樹が一人二役に初挑戦した「士郎」と「徳川家光」が、第5話でついに邂逅(かいこう)を果たす。田中が印象深いシーンとして挙げ、「大変苦労しました」と語ったシーンにも注目だ。現在、WOWOWオンデマンドでは、最新話まで配信中。話題沸騰中の本作に今からでも追いつくことができる。さらに、今後もメイキングやキャストインタビューなど本作をより深く楽しむためのオリジナルコンテンツを順次配信する。

■キャストコメント

▼木村文乃(お凛役)

――映画祭での公式上映が決定したことについて

まずは京都撮影所のみんなに、やったよー!!とお伝えしたいです。
夜遅くを通り越して早朝まで思(試)案、熟考を重ね、トライアンドエラーを繰り返し0から作り上げていく愛しいスタッフ陣。
日本の本気よ世界に届け!とone for allの魂で取り組んできたその現場の皆さんの思いが、個人的にゾンビ愛が厚いと感じている韓国の地にて評価していただいたことはこれ以上ないプレゼントです。

――クライマックスへ向けて視聴者の皆様へのメッセージ

人が人から生まれる限りなくなることのない縁と因縁、愛と憎しみ。
みなさんならどう決着を着けますか?
そしてこの作品が時代、歴史物であるということの証明が最後の最後に待っています。
見終わった後に、ということはもし続きがあるのなら…!!!とまた新たな想像をかき立てられることをお約束します。

▼田中樹(士郎役/徳川家光役)

――映画祭での公式上映が決定したことについて

この作品を作っている時は過酷なスケジュールの中必死に取り組んでいたため、この作品の後先を考えずに真摯に向き合っていました。
ですが、この作品の完成を目にした時に少しでも多くの方に見ていただきたい、見ていただくべき作品だと心から思いました。なので、今回このような機会をいただけたこと心からうれしく思います。
日本の美しい風景と、世界的に注目を集めるサバイバルスリラーの融合をぜひ楽しんでいただければと思います。

――クライマックスへ向けて視聴者の皆様へのメッセージ

ここまで「I,KILL」を楽しんでいただいてありがとうございます。
ここから物語はさらに加速していきます。最後の衝撃の展開までノンストップで駆け抜けていくこの作品を、最後の1秒まで余すことなく楽しんでいただけたらうれしいです。

■監督:ヤングポールコメント

――映画祭での公式上映が決定したことについて

今や世界最大級のゾンビ輸出国(というかゾンビ作品輸出国)である韓国の、歴史あるプチョンのファンタ映画祭でのまさかの上映。『I,KILL』が上映されるのはうれしさと誇らしさと緊張とドキドキが入り混じっていますが…いや、やっぱりシンプルにうれしさしかないです!! ハッピー!!
関係者の皆さん、やりましたね。京都で産声を上げた群凶が、海を越えました。韓ゾンビの発生源で和ゾンビがどう受け止められるのか、監督として非常に興味があります。

――クライマックスへ向けて視聴者の皆様へのメッセージ

ゾンビドラマを観て、こんな感情になるんだ…が待っていると断言します。ここまで観てくださった方にはきっと伝わるかと思いますが、単なる怖いグロいではない、その先を描いたドラマになっています。あの人も、この人も、大きな決断と運命が待ち構えています。それぞれの『生きる』を、最後まで見届けて頂けたら幸いです。


■山田雅樹(WOWOW/コンテンツプロデュース局ドラマ制作部 チーフプロデューサー)コメント

――映画祭での公式上映が決定したことについて

今回、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所が“タッグ”を組んで、日本発の新たなオリジナルドラマシリーズを作ることに挑戦してきました。伝統的な京都の「時代劇」と海外的な「サバイバルスリラー」というジャンルを掛け合わせ、さらに、ヤングポール監督をはじめとする東京のクリエイターと時代劇の職人スタッフの圧倒的な熱量のコラボレーションで生まれた本作。今度は、Kゾンビの本場・韓国の皆さまにご覧いただき、さらに、その先で、どんな化学反応が起きるのか非常に楽しみです。アジアを代表するジャンル映画祭であるプチョン国際ファンタスティック映画祭で上映されることを心より感謝申し上げます。

■岡村紘野(松竹/映像企画部テレビ企画室 プロデューサー)コメント

――映画祭での公式上映が決定したことについて

世界の方々にもご覧いただけることを念頭に日本の美しさを代表する古都・京都で製作した「I,KILL」が、アジアを代表するジャンル映画祭であるプチョン国際ファンタスティック映画祭で上映されることをとてもうれしく思います。また本作を選んでいただき、心より感謝申し上げます。
作品のテーマはシンプルに「生きる」です。今も昔も変わらない「生きる」ことの難しさを、日本の時代劇及びゾンビと融合させたチャレンジングな作品です。また人間同士の絆を描いた家族の物語でもあります。本作が富川から広まり、世界中の方々にご覧いただけることを切に願っております。
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