屋良朝幸、A.B.C-Zツアーにサプライズ登場で会場どよめき けがで制限中の塚田僚一をサポ…

2024/09/30 04:00 

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『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』東京公演より Photo by 池上夢貢

 4人組グループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一)が29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでワンマンツアー『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』の東京最終公演を開催。屋良朝幸がサプライズで登場し、客席からどよめきと歓迎の拍手が送られた。

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 腰の負傷によりパフォーマンスを制限することを発表していた塚田は、フォーメーションを一部変更するなどの対応を取って出演。MCでは「けがしちゃって、今回のツアーはこんな感じになっています」と改めて報告した。手足の先まで神経の行き届いたパフォーマンスで魅了していた塚田に橋本は「めっちゃ踊ってるよね?」と驚きを隠せない様子。「上半身はめっちゃ踊っています。よく見ると、上半身だけ」と説明するも、橋本に「動かない方がいいよ」と優しく注意されていた。

 そんな塚田は、ソロ曲「Stay Back」でも客席がペンライトを激しく縦揺れさせて呼応するほどの熱いパフォーマンスを披露した。ダンスブレイクでは、振付を担当した屋良が颯爽と登場。会場がどよめく中、軽やかな舞を披露してステージを後に。縁の深いゲストの登場に、客席からは「泣いちゃいそう」という声も漏れた。

 MCでは、五関の呼び込みで屋良が再登場。投げキスをしながら現れた屋良が「お久しぶりです。屋良朝幸です」とあいさつすると、会場は大歓声で包まれた。「2月に独立して、後輩のステージに立つ一発目がA.B.C-Zで感慨深いです。振付としても一発目なんです」としみじみ。「退所したタイミングで『振付をやってほしいんです。コミカルなイメージの曲が多いけど、ロック調でかっこ良くしたいから屋良くんに』と言ってくれて」と塚田のソロ曲の振付を担当した経緯を話した。

 五関が「どんな(ソロ)曲やる?でいきなり出たのが『屋良くん』。そういうタイトルかと思った」と語るほど、屋良の振付を熱望していた塚田。そんな塚田の思いをくんだ屋良は「『けがしちゃいまして』と連絡もらって、俺ができることは何かって考えたんです。11月のミュージカルのけいこ中なのですが、『きょう、けいこ休みにしてください』と」とけいこを休んでまで駆けつけたそう。「『塚ちゃんが踊れないから僕に踊らせてください』と直談判させていただいたんです。『もし、辞めた人間でもOKであれば』って言ったら、『ぜひぜひ』と言っていただいて」とサプライズ出演は、屋良からの申し出だったことを明かした。

 しかし、いざ来てみたら塚田が踊っていたという。「『助けに行かないと』と思ったのですが、塚田とシンメで踊りますと。ぶっちゃけ俺、何のために来たのかな」とユーモアを交えつつ、「4人に会えたのが、うれしい」と満開の笑顔に。五関からは「機会があったら4人の曲の振付も」と公開オファーもあり、最後は4人と熱い抱擁を交わして、ステージを去った。

 塚田は20日、STARTO ENTERTAINMENTを通じて「9月15日に行ったコンサートリハーサル中に腰を負傷したため、病院で受診した結果、医師より当面の間パフォーマンスを制限するよう指導を受けました。そのため、今後予定しているコンサートツアーでは、演出の一部を変更し、開催いたします。その他の活動に関しましては、怪我の状況に配慮しながら、各所と相談の上、努めてまいります」と伝えていた。

 同ツアーは、約4年ぶりのオリジナルアルバム『F.O.R-変わりゆく時代の中で、輝く君と踊りたい。』を引っ提げて開催。神奈川、愛知、熊本、東京と周り、台風のため延期となった大阪公演が11月3、4日に控えている。

 アルバムタイトル、ツアータイトルの「F.O.R(読み:フォー)は、4人組の“four”でもあり、“For you”“For me”といった「ファンの方々のために」「求められているところに」「自分たちが行きたいところに」などいろいろな読み解き方ができ、ファンへ感謝の思いが込められている。

 「君じゃなきゃだめなんだ」で幕を開けると、同楽曲ミュージックビデオのコンセプトでもあった「昭和から平成の歌番組」にあるレトロな世界がリバイバルとして随所にちりばめられ、コンサート全体から“歌って踊る、日本のアイドル”を感じる内容になっていた。
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