浜辺美波、ドラマでも見せつける存在感 クセモノ揃いの共演者のなかでブレない芯

2020/02/15 08:10 

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土曜ナイトドラマ『アリバイ崩し承ります』(C)テレビ朝日

 テレビ朝日系で放送中のドラマ『アリバイ崩し承ります』の主演を務める浜辺美波の評判がすこぶるいい。映画やドラマ、CMでも幅広い露出が続く浜辺に対し、各方面から「大躍進中の最旬女優」との声があがっている。

【写真】「うぅ…気持ちいぃぃ…」マッサージ店で横たわる浜辺美波

■「2020年は、私が20歳になる節目の年です」

 そう話す浜辺美波は2011年、沢口靖子、長澤まさみらを輩出した『東宝シンデレラオーディション』の第7回大会で新設された「ニュージェネレーション賞」を10歳で受賞し、芸能界入りを果たした。ちなみに同大会のグランプリは上白石萌歌、「審査員特別賞」に上白石萌音が選出されるなど、この年はタレントが揃った激戦の大会だった。

 浜辺は、2015年に実写ドラマ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)、NHK連続テレビ小説『まれ』で注目を集めはじめ、同年ドラマ『無痛~診える眼~』(フジテレビ系)の演技で「コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞」を受賞。さらに2017年に公開された映画『君の膵臓をたべたい』では、「日刊スポーツ映画大賞新人賞」、「日本アカデミー賞新人俳優賞」ほか、各賞を総なめにした。『君の膵臓をたべたい』では、健気で、表面は強く明るく見せながら、内面の脆さを隠し続ける主人公・山内桜良を見事に演じきった、受賞にふさわしい演技だった。

 続く2019年には、ドラマ『ピュア! 〜一日アイドル署長の事件簿〜』(NHK)や映画『賭ケグルイ』、映画『屍人荘の殺人』など数々の作品に出演。シリアスな演技とコメディ・タッチを演じ分ける“上手さ”も見せつけた。

 当初こそ「浜辺美波が可愛い」「アニメから飛び出してきたようなルックス」「透明感がある」など、その美貌への評判が先行していたが、次第に演技への評価が高まっており、だからこそ、ここへきての連続主演だろう。

「私にとって女優は人生をかけるに値する職業だと思っている」――最近、浜辺自身が語った役者としての“覚悟”がうかがえる。

■ドラマで見せる豊かな表情、女優としてのブレない芯

 今回の『アリバイ崩し承ります』は、「2019本格ミステリ・ベスト10 」(原書房)で1位に選出された大山誠一郎作品のドラマ化。

 主役の浜辺美波が演じる美谷時乃は、亡き祖父・時夫(森本レオ)の特技だった「アリバイ崩し」を受け継ぐ20歳の若き時計店の店主。これまでは「アリバイ崩しは人の恨みを買う危険があるので結婚して守ってくれる人ができるまでは禁止」という祖父の言いつけを守ってきたが、手違いで左遷されてきた警察官に空き部屋を貸し出すことになってしまったことを機に、一回5000円でアリバイ崩しの仕事を始めることに。「時を戻すことができました。アリバイは、崩れました」を決めゼリフに、刑事たちが頭を抱える難事件のアリバイをいとも簡単に崩してしまう。

 時乃がアリバイ崩しと部屋を提供する捜査一課管理官の察宗美幸には、 “チケットが取れない”大人気劇団、チーム・ナックスの中でも一癖ある役柄を演じさせたらピカ一の安田顕。そのほか、大物国会議員の息子ゆえにジュニアと呼ばれる捜査一課の渡海雄馬には成田凌、オネエの鑑識課検視官の樋口秀人を柄本時生が演じる。美谷時乃の周りは曲者だらけ、演じる役者も見事に曲者役者ばかりが揃った。

「原作だと時乃はわりと静かな時計店の女の子というイメージなのですが、台本を読ませていただいたら、皆さんとの掛け合いにちょっと明るさや女の子らしさが追加されているように感じたので、ドラマでは“時計屋さんのかわいらしい看板娘”みたいなイメージでできたらいいなぁと思いました」と、本人なりの演技プランを持って臨んだ本作品。第1話、2話が放送されたばかりだが、明るく、ころころと変わる表情の豊かさ、機敏な動きも魅力的。曲者集団の中で軽やかに動き、かつ、芯はぶれない。

 また、最後に決めゼリフを言い放つシーンは、身体全体で演技に臨んでいることが伝わるからか、決して浮つくことなく、地に足がついている印象。若さに任せた元気さやオーバーアクションではなく、可憐さの中に落ち着きを感じさせる。

 1話放送後に満足度調査「オリコン ドラマバリュー」に寄せられた視聴者からの反応は「浜辺さんの演技はうまい」(40代男性/神奈川)、「浜辺美波が可愛く、役柄も合っていて良いと思った」(40代女性/東京)、「浜辺美波さんが最高です。明るいし、このような人が身近にいると楽しいだろうなと思います」(50代女性/福岡)、と上々だ。

 予告によれば次週3話目は「アリバイ崩し」ならぬ「アリバイ探し」に挑戦するとか。これからも難事件になればなるほど、曲者たちの中で美谷時乃の、いや浜辺美波の才能がさらに魅力を放ってくれそうだ。
(文/波尾哲)

【ドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」とは】
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1~20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。
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