新井浩文被告に懲役5年求刑 弁護側は無罪主張 被告は被害者証言の矛盾指摘

2019/10/23 11:33 

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新井浩文容疑者(C)ORICON NewS inc.

 派遣型マッサージ店の女性に乱暴したとして、強制性交罪に問われた俳優・新井浩文=本名・朴慶培(パク・キョンベ)被告(40)の論告求刑公判が23日、東京地裁(滝岡俊文裁判長)で開かれた。検察側は「自らの性的欲求を満たそうとしており、身勝手で自己中心的」などとして懲役5年を求刑。弁護側は「暴行はしていない」などと無罪を主張し、結審した。判決は12月2日。

新井浩文のプロフィール

 報道によると、新井被告は昨年7月1日午前3時半ごろ、東京都世田谷区内の自宅マンションの一室で、派遣型マッサージ店の30代の女性に対し、頭を押さえつけるなどの暴行を加え、性的暴行を加えたとしている。今年9月2日に同地裁で開かれた初公判の罪状認否で新井被告は「同意があったと思っています」と否認している。弁護士は「性交した事実などはその通りだが、頭を両手でつかむことなどはしていない。合意があると錯誤していた」などと説明。強制性交罪は成立しないとしていた。

 争点は「被告が暴行を加えたか」「性交の合意があると誤信することはなかったか」

 論告で検察側は、「部屋の状況や身長差から、物理的、心理的に抵抗することが困難だった」とし、新井被告の一連の行為は暴行に当たると強調した。また同意については、女性が繰り返し抵抗していたことから「明確に拒否しており、新井被告が認識していなかったとは言い難い」と説明。また帰り際に新井被告が女性に現金を手渡そうとしたのは「(女性が)受け入れていないと認識していたためだ」と指摘した。

 最終弁論で弁護側は、女性が両手で頭を押さえられたと証言している点について、「女性はけがをしておらず、証言の不自然さも否めない」としたほか、一連の行為で暴行は無かったと主張。また服を脱がせても抵抗がなかったことなどから「(新井被告は)女性が同意していると思っていた」と述べた。

 この日の公判で黒のスーツ、黒のネクタイ姿で入廷した新井被告。最終意見陳述では、検察側の主張に対して「意見は無い」と話した一方、公判の冒頭で読み上げられた女性の心情に関する意見陳述書の内容について、今までの女性の証言と比べ「頭をつかまれた行為の順番が違う」「『抵抗した』と証言していたのに(陳述書では)『抵抗できなかった』と言っている」と矛盾点を指摘した。退廷する際は滝岡裁判長らに深々と一礼した。

 この日の公判は、22席の一般傍聴席に対し、206人が傍聴券を求め列を作った。倍率は約9倍だった。

 新井被告は今年2月1日に逮捕された。所属していた事務所・アノレが同6日、公式サイトを通じて、専属マネジメント契約を同5日付けで解除したと発表。同21日に起訴された。保釈保証金500万円を納付し、同27日に警視庁本部から保釈された。
ORICON NEWS

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