米アップル、「Siri AI」を発表 日本語対応時期は未定

2026/06/09 11:11 

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 米アップルは8日の開発者向け年次会合で、音声アシスタント「Siri(シリ)」を全面刷新した「Siri AI」を発表した。今年後半に英語版のサービスを一般向けに提供する。米メディアによると、対応言語は拡大される見込みだが、日本語への具体的な対応時期は未定。アップルは人工知能(AI)戦略での出遅れが目立っており、巻き返しを図る。

 シリAIは米グーグルの生成AI「ジェミニ」を基盤技術として採用しており、従来と同様に「ヘイ、シリ」との呼びかけなどで起動する。この日の会合ではコンサートチケットの購入や、写真に写された物の識別など複雑な指示をスムーズに実行する様子が披露された。アップル幹部らは「(日常生活の)高性能なアシスタント」になるとアピールした。

 プライバシーに配慮し、利用者のデータが同意なくアップル側や第三者に提供されない設計にした。規制対応のため、当面は欧州連合(EU)や中国では利用できないという。

 シリは2011年に「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載され注目を集めたが、その後はAI開発競争の激化で機能面で後れを取っている。24年に大規模刷新の方針を示したが、公表延期が繰り返されてきた。公表後は目新しさに欠ける内容との受け止めが広がり、アップル株は下落した。

 一方、13歳未満で作成が必須となる「子供用アカウント」などの安全対策も新たに発表した。保護者がアプリごとに利用時間を管理したり、子供による不適切なコンテンツへのアクセスを防いだりする機能を追加した。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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