三機工業、新社長に名古屋和宏氏 「『不変と進化』重視」

2026/02/20 20:21 

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 総合エンジニアリング大手、三機工業(東京都中央区)の社長交代記者会見が20日開かれ、4月に新社長に就任する名古屋和宏・取締役が今後の経営方針を発表。M&A(企業の合併・買収)を活用した海外事業のポートフォリオ戦略を成長の柱にすると強調した。

 名古屋氏は三井物産出身で同社の機械分野で実績を重ね、2024年に執行役員として三機工に入社。昨年発表した30年度までの経営ビジョンと500億円の成長投資枠を設定した中期経営計画策定の中心を担った。

 三機工は先月、マレーシアで半導体やデータセンターなどの電気・通信設備施工を展開するイーエスマトリックス社の株式の40%を取得すると発表。成長が見込まれるマレーシアの電気・電子産業分野に進出し、上海(中国)、バンコク(タイ)に次ぐ主力海外拠点にする。

 三機工の売り上げの8割を占める主力の建設設備事業では、施工プロセスのデジタル改革などの高度化を進め、人件費や生産資材の高騰の中で生産性向上を目指す。名古屋氏は「『不変と進化』を重視する」とした。

 代表権を持つ会長に就く石田博一・現社長は任期を振り返り、「ポスト・コロナの建設設備需要の追い風で業績は好調だったが、ニーズの変化に対応するには自分とは異なるスキルを持つリーダーが必要だ」と述べた。【三枝泰一】

毎日新聞

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