東証、終日停止のシステム障害で報告書 取引再開手順ルール化など改善策

2020/10/16 21:39 

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 日本取引所グループ(JPX)と傘下の東京証券取引所は16日、東証で1日にシステム障害のため株式全銘柄の取引を終日停止した問題を巡り、原因や再発防止策を記した報告書を金融庁に提出した。金融庁は行政処分も含めた対応を検討する。

 金融庁が金融商品取引法に基づいて報告徴求命令を出していた。報告書の内容について、東証は「19日にも説明する」として詳細を明らかにしていない。

 障害が発生した原因に関しては、取引システムの運用に必要な情報を記録する装置が故障し、異常発生時に自動的に別の装置に切り替わるバックアップも設定ミスにより機能しなかったと報告したとみられる。再発防止策としては、障害が発生した後の取引再開の手順を定めたルールの策定に向け、証券会社などと協議を進める方針を盛り込んだ模様だ。

 東証が取引を終日停止したのは、取引がシステム化された1999年以降で初めてだった。【釣田祐喜、松本尚也】

毎日新聞

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