中国 19年の新車販売、2年連続で減少の2576万9000台

2020/01/13 18:48 

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 中国自動車工業協会が13日発表した2019年の新車販売台数は、前年比8・2%減の2576万9000台だった。28年ぶりに前年割れした18年(2・8%減)に続き、2年連続の減少となった。国内の景気減速が直撃し、これまで好調だった電気自動車(EV)販売も減少に転じた。

 内訳は乗用車が9・6%減の2144万4000台、商用車が1・1%減の432万4000台。18年はEVを中心とした「新エネルギー車」の販売が61・7%増と好調だったが、19年は4・0%減の120万6000台と減少に転じた。政府が19年6月に新エネ車の購入補助金を半減したことに加え、国内で相次いだ発火事故も消費者不信を招いた。

 日系大手の19年の中国販売は、トヨタ自動車が9・0%増の162万700台、ホンダが8・5%増の155万4433台でともに過去最高を更新。日産自動車は商用車の不振もあり、1・1%減の154万6891台だった。3社の中国販売は計472万台に達し、日本市場(19年の新車販売実績は519万台)全体の規模にほぼ匹敵する。

 同協会は13日の記者会見で、中国市場は20年も前年比2%程度のマイナスが続き、新エネ車販売もほぼ横ばいにとどまるとの厳しい見方を示した。中国は09年に米国を抜いて新車販売が世界一となり、米国(19年実績1710万台)の1・5倍の巨大市場に成長しているが、長期低迷は各国の自動車メーカーの業績に大きな影響を及ぼしかねない。

 日系メーカー大手は「安さを売りにした地場メーカーの販売は急減しているが、品質の高い車を求める需要は依然として高い」として、EVなど最新モデルの投入が販売を左右すると分析している。【北京・赤間清広】

毎日新聞

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