MS&AD、米・独2社と業務提携へ オンライン契約の開発加速

2019/01/11 02:00 

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 損害保険大手のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)は、デジタル関連のノウハウを持つ米国のオンライン保険販売会社、ドイツの保険会社の計2社と資本・業務提携することで合意した。海外の先進技術を取り入れ、オンライン契約手法や、新たなリスクに対応した保険商品の開発などを加速させる。

 合意はいずれも今月初旬。総額十数億円程度と、少額出資となる見込み。柄沢康喜社長は毎日新聞の取材に「日米欧のデジタル技術やノウハウを融合させ、グローバルレベルでお客様サービスの更なる向上を目指す」と語った。

 出資する米国の販売代理会社「カバーハウンド」は、個人・法人向けのオンライン保険販売を扱っており、MS&ADは同社のノウハウを取り入れてデジタル専用の商品開発や、オンラインでの簡便な加入手続き方法の確立などを目指す。

 傘下の三井住友海上火災保険を通じて出資するドイツの保険会社「エレメント・インシュアランス」は、ビッグデータ分析やAI(人工知能)など最先端のデジタル技術を生かしたサイバー保険やフライト遅延保険などの独自性のある保険商品で定評がある。MS&ADは、4月以降に社員を派遣して事業提携の具体化を検討していく。

 また、柄沢社長は、主力傘下損保である三井住友海上と、あいおいニッセイ同和損保について、当面は事務部門などの統合を進める考えを示した。その上で「国内マーケットが伸びないなど、成長を取り込めなくなってきたら合併の選択肢はある」と述べた。【後藤豪】

毎日新聞

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