「スルガ銀不正融資は反省材料」金融庁長官

2018/12/06 19:49 

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 金融庁の遠藤俊英長官は6日、名古屋市内で開かれた地元金融界との会合で、シェアハウスを巡るスルガ銀行(静岡県沼津市)の不正融資問題について「もっと早く発見できなかったのか。我々としても反省材料」と述べ、金融機関へのモニタリングのあり方を見直す考えを示した。

 スルガ銀行は2013年からシェアハウス向け融資を始めたが、金融庁が立ち入り検査に入ったのは社会問題化した後の今年4月になってからだった。7月に退任した森信親前長官は、個人向け不動産ローンに傾注する同行を新たなビジネスモデルを追求する銀行として絶賛した経緯がある。

 遠藤氏は、金融庁のモニタリングについて「ここ数年さまざまな改革を行ってきたが、欠落した部分があったかもしれない。コンプライアンス(法令順守)でどんなことができるか考えないといけない」と述べた。

 会合ではこのほか、地方金融機関に対して「将来にわたる健全性確保と金融仲介機能の十分な発揮のバランスをどう取るかが非常に重要」と指摘。一方、参加した信用金庫や信用組合のトップからは、金融庁が求めるマネーロンダリング(資金洗浄)対応の強化について、人員不足など対応の難しさを訴える声も出た。【小倉祥徳】

毎日新聞

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