ウィンブルドン:錦織またもジョコの壁「何かが足りない」

2018/07/12 10:12 

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 セットカウント1−1で迎えた第3セットが大きなターニングポイントとなった。

 錦織は第5ゲームで、40−0とブレークチャンスをつかんだが、あと1ポイントが遠かった。「攻めたい気持ちがあったが、簡単ではなかった」。ジョコビッチはトップクラスの守備力が武器なだけに、錦織は慎重になり、ラリーで勝負どころの見極めに苦しんだ。逆に攻め込まれ、結局2度のジュースの末にキープされた。

 「最大のチャンスだった。このゲームを取っていたら何かが変わっていたかもしれない」と悔やんだ錦織。続く第6ゲームでブレークを許すと主導権はジョコビッチに傾いた。「彼が攻撃的になると左右に振られて自由自在に打たれる」と、勢いづいた元世界ランキング1位は止まらない。第4セットはほぼ一方的な展開で、ジョコビッチ戦の13連敗が決まった。

 錦織は、4回戦途中で右肘の治療を受け、準々決勝も第3セット途中で痛み止めの薬を飲んだ。ラケットを持つ右腕は万全ではなく、唯一取った第2セットで流れをつかみかけても崩し切れなかった。「最後まで崩せないのは何かが足りないから」。体力か技術か精神力か。攻略にはしばらくかかりそうだ。【浅妻博之】

毎日新聞

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