強制不妊手術:愛知で新たに12人の手術記録

2018/07/12 20:56 

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 旧優生保護法(1948〜96年)下で障害者らに実施された強制不妊手術について、愛知県は12日、手術を受けたことを記した5人分のカルテが新たに県内の医療機関から見つかったと発表した。また、県の保管する相談記録から、7人について手術を受けた記載があることも判明。県内で手術を裏付ける記録の確認はこれで13人分となった。

 県衛生年報によると県内の手術実施は255人。県は手術の適否を決める県優生保護審査会の記録が残る66〜71年度審査分60人について、県内の576医療機関を対象にカルテなどの有無を調査した。

 既に県立施設で1人分のカルテから手術の記録が確認されていたが、調査の結果、手術をしたとの記載がある当時18〜35歳の女性4人のカルテが新たに見つかった。また、審査記録の残っていない昭和50年代に手術を受けた30代女性1人のカルテも見つかった。他にも3人のカルテで手術を受ける予定との記載があった。

 一方、厚生労働省の依頼で審査記録のある60人について県福祉相談センターの相談記録を調べた結果、カルテとは別の審査当時19〜41歳の男女7人について、手術を受けたとの記載が見つかった。うち1人は審査で手術不適当とされていた。

 県にはこの60人以外に「家族が手術を受けたのではないか」と救済措置への問い合わせが3件あったが、手術判明の13人には連絡を取れていないという。県の担当者は「本人や家族から問い合わせがあれば、資料を活用して対応したい」と話している。【三浦研吾】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報