家康の甲冑、忠実再現へ調査 静岡市「展示の顔に」

2018/05/16 08:03 

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 静岡市は夏から、徳川家康の甲冑(かっちゅう)を忠実に再現した復元模造品の製作に取り掛かる。2021年に開館する市歴史文化施設のメインの展示品になる予定で、このほど、実物を所蔵する静岡浅間神社(葵区)と久能山東照宮(駿河区)で事前調査を行った。
 模造品を作るのは、元服した家康が今川義元から贈られたとされる県指定文化財の甲冑と、家康が関ケ原の戦いや大坂夏の陣に携行したとされる国重要文化財の甲冑の二つ。東京国立博物館名誉館員の池田宏氏が監修する。調査には、実際に甲冑を製作する「西岡甲房」(横浜市)の職人が参加して、実物の寸法や重量、色彩などを詳細に調べた。
 製作期間は4年間を予定。染色に自然素材を使うなど、可能な限り、当時と同じ材料と技法を用いる。
 市は、家康が武将としての始まりと晩年に愛用した二つの甲冑が、家康の一生を象徴する展示品になると考えている。歴史文化課の担当者は「施設の顔にふさわしいものを作るため、一から時間をかけて復元していきたい」と話している。
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