元学長VS元教授 静岡文化芸大対決 静岡県知事選

2017/06/19 17:40 

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 25日投開票の知事選は、出馬表明まで教授だった溝口紀子氏(45)と、学長を務めていた川勝平太氏(68)による静岡文化芸術大(浜松市中区)対決となっている。各陣営で、卒業生や現役生が応援に立ち、「選挙グッズ」も手掛ける。選挙権年齢が18歳に引き下げられて初の知事選。学内では「学生が政治へ関心を高める絶好の機会」と期待する声もある一方、気をもむ教員もいる。
 溝口氏の事務所や車両でひときわ目立つキャラクター「みぞりん」。陣営が印刷物を発注した印刷会社に偶然勤めていた同大出身の会社員(31)=浜松市中区=がデザインした。溝口氏の講義を受けた機会もあり、「当時から溝口先生は行動力にあふれ、パワフル。先生の魅力が分かりやすく伝われば」と、柔道着姿で2頭身のキャラに仕上げた。
 「静岡のリーダーになって」「静岡を日本の中心に」。川勝氏が選挙戦で着る青色のTシャツには多くのメッセージが書かれている。初出馬の2009年当時は大学4年だった会社員(29)=同=が発案し、寄せ書きを集めた。「気さくな学長が出馬するならみんなで応援しようと声を掛けた」と振り返り、「選挙のたびに着てくれてうれしい」と話す。
 2人とも浜松市内でそれぞれの応援演説に立った。溝口氏のキャラクターをデザインした会社員は「県政の担い手を出身者2人が競うことは文芸大出身者の誇り」と語る。川勝氏のTシャツを発案した会社員は「いいかげんに選ぶことはできない。しっかりと政策を見極めなければ」と自らに言い聞かせる。
 一方で、同大の学生の間で知事選ムードが高まっているとは言い難い。浜松市内の公開討論会にも関わった学生は県外出身者が6割を占める同大の特徴もあり、「総じて関心が低い」と述べる。男性教員の一人は、直前まで在籍した溝口氏に教わっていた学生も多いため、「選挙に行くべきだと言えても、具体的な議論はしにくい」と対応の難しさを漏らす。
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