トランプ大統領:NATO批判「守ってもらうつもり」

2018/07/11 10:42 

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 ◇トランプ氏、欧州歴訪をスタート

 【ブリュッセル高本耕太、八田浩輔】トランプ米大統領は10日夜、ブリュッセルに到着し、16日までの欧州歴訪をスタートさせた。11、12両日に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席後、英国を初訪問。16日にヘルシンキでプーチン露大統領との首脳会談に臨む。貿易や安全保障を巡り溝の深まる米欧関係の修復が焦点だが、改善の糸口は見えていない。

 トランプ氏は欧州に向かう大統領専用機からツイッターに相次ぎ投稿。国内総生産(GDP)比で2%以上の国防費を負担するとの共通目標を多くのNATO加盟国が果たしていないことに改めて不満を表明し、「欧州連合(EU)が米国の農家や企業の参入を不可能にしている一方で、NATOの枠組みで米国に守ってもらおうとしている」と批判した。

 また出発前にはホワイトハウスで記者団に、NATOとの軍事的緊張の高まるロシアと良好な関係を模索することは「悪いことではない」と述べ、「(歴訪のなかで)プーチン氏との会談が最も簡単かもしれない」と語った。

 一方、EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は10日の記者会見で、トランプ氏が批判する欧州の国防支出について「欧州の(全体的な)国防費はロシアよりも多く、中国とも同程度だ」と反論。「米国にとって、欧州よりも良い同盟関係はない」とクギを刺した。

 またNATOのストルテンベルグ事務総長は首脳会議に先立つ10日の記者会見で、米欧間で貿易摩擦が深刻化していることなどを念頭に「同盟国間でも見解の相違があるのは普通だ」とした上で「(安全保障の)基本的事項では合意できると確信している。北米と欧州は結束する」と述べ、不安の払拭(ふっしょく)に努めた。

毎日新聞

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