米朝首脳会談:欧州各国など 歓迎や不満

2018/06/13 11:31 

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 12日に行われた米朝首脳会談。その成果について欧州各国や市民団体からは歓迎や不満の声が上がった。

 ◇英国

 米朝首脳会談について英国のジョンソン外相は12日、「建設的な会談だ」と歓迎。一方、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対して「検証可能で不可逆的な朝鮮半島の非核化に向けて、誠実に交渉を続けることを望む」との声明を発表した。【ロンドン矢野純一】

 ◇ドイツ

 マース独外相は12日、米朝首脳会談について「正しい方向に向けた第一歩だ。70年以上の対立を経て両者が互いに歩み寄った」とする声明を出し、朝鮮半島の非核化で合意したことを評価した。

 マース氏は東アジア情勢の緊張緩和につながる合意を支持する一方で、「具体的で成果の見える結果が伴うべきだ」とも指摘。「北朝鮮政府は国際社会の懸念に応えるべきだ」とし、非核化過程では国際社会に対する透明性が確保された仕組みが必要との認識を表明した。【ベルリン中西啓介】

 ◇EU

 米朝首脳会談の結果を受けて欧州連合(EU)のモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表(外相)は12日、「外交のみが朝鮮半島に恒久平和をもたらす唯一の道であるとの我々の強い信念を再確認した」と歓迎する声明を発表した。声明は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化が最終的な目標」だと改めて強調した上で、米国と北朝鮮による共同声明は「この目標が達成可能であるという明確なシグナル」を示すものと評価した。【ブリュッセル八田浩輔】

 ◇ICAN

 昨年のノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は米朝首脳会談について、「外交努力を歓迎する」と評価しつつ「国際法と既存の条約の枠組みに沿ったプロセスだけが、朝鮮半島の完全な非核化と核兵器廃絶を実現できる」と、北朝鮮に核兵器禁止条約などを批准するよう求める声明を出した。

 シンガポールを訪れたICANのベアトリス・フィン事務局長は、両首脳が署名した共同声明について「行程表もなければ検証方法への言及もない弱気な文書」と不満を述べた。【パリ賀有勇】

毎日新聞

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