米国大使館移転:ガザ衝突、死者58人に 2700人負傷

2018/05/15 10:04 

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 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)高橋宗男、エルサレム賀有勇】パレスチナ自治区ガザ地区で14日に発生した、在イスラエル米国大使館のエルサレム移転に抗議するデモ隊とイスラエル軍の衝突による死者数は、ガザの保健当局によると58人になった。負傷者数は約2700人。パレスチナ自治政府のアッバス議長は、米大使館の移転について「東エルサレムに米国入植地の前哨基地を作った」と非難。ヨルダン川西岸地区で15日にゼネストを実施し抗議デモを行うよう呼びかけた。

 15日は、1948年のイスラエル建国によってパレスチナ人70万人が住み慣れた土地を追われ難民となった「ナクバ(大惨事)」を年に一度思い起こす日に当たる。ガザ地区では15日も大規模抗議デモが予定されており、イスラエル軍との衝突が懸念される。

 アッバス議長はまた、15日から3日間を犠牲者の服喪期間とすると述べた。

 ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスのハヤ幹部は14日の記者会見で「平和的デモに参加していた人々の殺りくに対する答えは、アラブやイスラム教徒によるインティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)であるべきだ」と訴えた。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は「どの国にも国境を防衛する権利がある。我々は国民と主権を断固として守る」と強調した。

毎日新聞

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