中国:軍人事でロケット軍出身者昇格 陸軍偏重を転換

2017/10/12 07:00 

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 【北京・河津啓介、上海・林哲平】中国共産党の第18期中央委員会第7回総会(7中全会)が11日、北京で開幕した。18日からの第19回党大会に向け、党規約改正や人事案を審議する。中国軍人事では、戦略ミサイルを担うロケット軍前司令官の魏鳳和氏(63)が国防相や中央軍事委員会副主席として軍首脳入りする見通しになった。

 前身の「第2砲兵」を含めロケット軍出身の中国軍首脳入りは初めて。中国軍は陸軍偏重を見直す軍組織の改革を2年前に終えており、今回は人事面でも新領域のトップを昇格させる。魏氏は2012年11月の前回党大会直後に、習近平総書記(国家主席)が中央軍事委主席に就任した際、第2砲兵司令官として中央軍事委入り。その後、習氏が最初に上将に任命した「習派将官」といわれている。

 中国軍は15年11月に陸軍中心からの脱却を目指す大規模な軍改革を公表。同年12月の組織改編で第2砲兵を陸海空軍と並ぶロケット軍に格上げし、宇宙やサイバー分野を担う戦略支援部隊も新設した。

 軍の最高指導機関である中央軍事委の大規模な入れ替えは7中全会もしくは、党大会直後の1中全会で行われる。現在の中央軍事委は文民の主席と制服組の副主席2人らだが、国防相と連合参謀部参謀長に副主席を兼務させ、副主席が計4人に増員されるとの観測が強まっている。国防相は来年3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で承認される。

毎日新聞

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