決算:ファストリ8月期は最高益 海外売上高が国内超えへ

2017/10/12 18:20 

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 カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは12日、2017年8月期連結決算を発表した。海外事業が好調で、売上高は前期比4.2%増の1兆8619億円となり、13期連続で過去最高を更新。前期は値上げによる客離れで落ち込んだ営業利益は38.6%増の1764億円、最終(当期)利益は148.2%増の1192億円で、営業利益と最終利益も過去最高となり、V字回復した。

 海外ユニクロ事業は、中国や東南アジア諸国で商品を値下げせず正規価格で販売する方式に転換したことで利益率が向上し、営業利益は95.4%増の731億円となった。中国各地への新規出店で中産階級のブランド認知が向上したことや、東南アジアで気候やイスラム文化など地域特性に合わせた商品展開が奏功した。

 一方、国内ユニクロ事業は人件費や物流費の高騰で経費が収益を圧迫、営業利益は6.4%減の959億円にとどまった。ジーユー事業もヒット作が少なく営業利益は39%減の135億円。柳井正会長兼社長は「激変する環境の中で客のニーズに応えられる企業だけが生き残る」として、新技術の活用や顧客情報の分析、電子商取引(EC)の拡充によるてこ入れ策を強調した。

 18年8月期は売上高が10.1%増の2兆500億円と初の2兆円超えを見込む。営業利益は13.4%増の2000億円で、海外ユニクロ事業の売上高が国内ユニクロ事業を上回る予想だ。注力するECでは30%の増収を計画している。【今村茜】

毎日新聞

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